訪問リハという担当制の働き方で、時短勤務は正直どうなんだろう。
育休復帰を前に、私はずっと不安でした。
子どもの体調不良はきっとある。
その度に利用者さんに迷惑をかけてしまうのではないか。
件数はどのくらい担当することになるのか。
本当に両立できるのか。
実際に復帰してみて感じたのは、
「思っていたより大変。でも、思っていたより大丈夫」
というのが正直なところです。
この記事では、医療職ママの私が、
育休復帰後の時短勤務で感じたリアルな本音を、
良かったことも、しんどかったことも、そのまま書いていきます。
復帰前に感じていた不安
育休復帰が近づくにつれて、
楽しみよりも不安の方が大きくなっていきました。
仕事と家事は本当に両立できる?
時短勤務とはいえ、仕事が始まれば毎日フル稼働。
朝は子どもの準備、保育園の送り、
仕事を終えてからはお迎え、夕食、お風呂、寝かしつけ。
「自分の余裕はどこにあるんだろう」と正直、不安でした。
今までは子どものペースで動けていたけれど、時間に追われる生活に戻れるのか。
体力はもつのか。
イライラしてしまわないか。
復帰前は、頭の中で”うまくいかない未来”ばかり想像していました。
仕事内容を覚えているか不安だった
もう一つ大きかったのは、仕事そのものへの不安です。
特に書類業務。
制度や様式が変わっているかもしれないし、
細かいルールを忘れているかもしれない。
「ちゃんと元の感覚に戻れるのかな」
そんな気持ちがずっとありました。
臨床の感覚は体が覚えているはず…と思いながらも、
ブランクへの不安は思った以上に大きかったです。
実際に時短勤務で働いてみてどうだったか
いざ復帰すると時間は待ってくれません。
時間に追われながら、いい方法を日々模索していきました。
両立は正直大変。でも工夫で少し楽に
復帰当初は帰宅すると、疲れて30分ほど休憩しないと夕飯作りに取り掛かれない状態でした。
以前働いていたとはいえ、久しぶりの仕事は疲れます…。
保育園の洗濯物があるので、洗濯は朝晩2回することに。
他の家事は最低限できていればいいか。と思うようになりました。
また、生協の宅配サービスの利用を始めました。
料理キットを頼むと、夕食は楽ができるので助かります。
”完璧を目指さない”にシフトしたことで、
気持ちがとても軽くなりました。
仕事は「思い出す」より「覚え直す」気持ちで
1年も仕事から離れていると、細かい業務内容は忘れてしまいます。
覚えていないことに恥はいりません。
分からないことはその都度すべて聞きました。
思い出そうとするよりも、聞いた方が早いです。
仕事は覚え直す気持ちで臨んでいました。
子どものお迎えがあるので、残業している時間はありません。
分からないことや曖昧なことを、そのまま自己流で進めて後で修正することになるくらいなら、最初から教えてもらおうという気持ちでした。
そこにプライドはありませんね。
その方が、他のスタッフみんな嫌な顔せず教えてくれます。
「思っていたより、なんとかなった」というのが率直な感想です。
想像以上に大変だったこと
想像以上に大変だったこと、それは
「子どもの体調不良が本当に多い」これに限ります。
子どもの体調不良は本当に多い
上の子は0才8か月から保育園に預けていました。
0才~3才までは体調不良が多いです。
コロナ禍だったので、鼻かぜだけでも家で様子見をすることもしばしば…。
集団生活ともなると、園側も慎重にならざるを得ません。
また、下痢でも保育園には預けられません。
下痢が続く場合、ほとんどは小児科で”お腹の風邪”と言われます。
要は、胃腸炎です。
発熱・嘔吐・腹痛などがなくても、下痢なだけでも感染が広かる可能性があるので、保育園へは預けられないというわけです。
月に1回は風邪をひき、治るまでに1週間以上かかることが多かったです。
最長で半月お休みしたこともありました。
有給はあっという間になくなった
毎月1週間休み、最初の3か月で有給は消えていきました…。
本当にあっという間です。
「夫婦で出かけるために」とか「勉強会のために」とか、
そんな余裕は一切ありません。
有給がなくなっても、子どもの体調不良は起こります。
その場合は欠勤(減給)でお休みをいただくことになります…。
今だから言えること
復帰してみて分かったのは、
思っていたよりも「完璧にやること」は無理だということでした。
有給がなくなっても、意外となんとかなる
有給がなくなれば欠勤扱いになります。
正直、最初は不安でした。
でも、
「夫の収入をメインに考えて、私の収入は補助的」
と考え方を切り替えると、意外と気持ちは軽くなりました。
全部を自分で守らなくてもいい。
そう思えたことは大きかったです。
罪悪感との向き合い方
丸1週間休むのは、やっぱり罪悪感がありました。
でも、実家に頼れるときは頼る。
病児保育も利用する。
「自分で何とかしなきゃ」と初めは思っていましたが、
そうすると自分の担当の利用者さんに迷惑がかかり、
そのことが私自身のストレスにもなってしまいました。
一人で抱え込むよりも、使える制度や人を頼る方が
結果的に家族も自分も安定しました。
夫婦のバランスについて、正直に思ったこと
子どもの体調不良の対応は、ほとんど私がしていました。
夫も同じ親なのに、
なぜか私の方が休む前提になっている。
利用者さんに迷惑をかけるたびに、
「私ばかり…」と感じてしまうこともありました。
私だって仕事があるのに。
そう伝えても、すぐに何かが変わるわけではありません。
本当は、してもらいたいというよりも、
”そう思ってしまう自分がいる”ことを分かってほしかったのかもしれません。
爆発しそうなときに、その気持ちだけは伝えました。
完璧な分担にならなくても、
自分の本音を飲み込まないこと、夫が理解してくれたことは、
私にとってかなり大事なことでした。
時短勤務は”楽”ではない。でも私には必要な選択だった
病院勤務時代は独身だったので、母の大変さなんてわかっていませんでした。
正直言って、時短で帰る先輩を見て楽でいいななんて思うこともありました。
実際に母になり、仕事も子育てもとなると、
本当に大変で。
あの頃の私はなんてことを思っていたんだと反省しました。
仕事と子育ての両立は、決して楽ではありません。
それでも、子どものそばにいられる時間を少しでも長く確保したい。
そう思う今の私には、必要な選択でした。

コメント